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日本産婦人科学会から妊婦様および妊娠を希望される方への新型コロナワクチン接種に関する提言(第2版)が出されました
日本産婦人科学会より妊婦様および妊娠を希望される方への新型コロナワクチン接種に関する提言が発表されました。このお知らせでは、皆様がわかりやすいように要約を掲載いたしますので、詳細は必ず日本産婦人科学会のHPをお読みください。
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210512_COVID19.pdf
1.新型コロナワクチンは、現時点で妊婦に対して短期的安全性を⽰す情報が出つつあるが、中・⻑期的な副反応や胎児および出⽣児への安全性に関しては今後の情報収集が必要。現時点では世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられる。
2.妊婦様も新型コロナワクチンの対象とする(除外しない)。
3.産婦人科医に副反応について説明をしても、⻑期的な副反応は不明で、胎児および出⽣児への安全性は確⽴していないことが説明される。現時点で mRNA ワクチンには催奇性や胎児胎盤障害を起こすという報告は無い。
4.接種後30 分は院内で経過観察する。
5.妊娠 12 週までの胎児の器官形成期は、偶発的な胎児異常の発⽣との識別に関する混乱 を招く恐れがあるため、ワクチン接種を避ける。
6.妊婦様は⺟児管理のできる産婦⼈科施設などで接種することが望ましい。なるべく接種前後に超⾳波やドップラー 検査などで胎児⼼拍を確認する。
7.妊婦様ならびに妊娠を希望する⽅で、重症化リスクが⾼い肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している場合は、ワクチン接種を積極的に考慮する。
8.妊婦様パートナーは、家庭内での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。
9.妊娠を希望される⼥性は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする。⽣ワクチンではないので、接種後⻑期の避妊は必要ない。